バンクシー作と思われる『ネズミのグラフィティが描かれていた場所』

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昨年暮れから少しずつ話題になっていた東京でのバンクシーの絵らしきものの目撃情報。
先日、小池東京都知事も現地視察し東京都は鋭意調査中とのこと。これが事実であれば、日本で初めてバンクシーの作品が発見されたことになります。
バンクシー作品は、絵が描かれた場所などもメッセージのひとつとされ政治的な批判や、風刺が込められているようで、都知事の感想とは裏腹な意味合いがこめられていそうで心配です。
実際の絵は、東京都が既に回収したとのこと。実物は今からでは見られないということになります。
ではその場所とは?
もう見れないのかとがっかりしつつ、でもその場所はどこにあるのか調べてみると
日の出駅近くの防潮扉に左下端っこのようです。
これは都の管理物なので、もちろん所有権は都になるのですが、1億円以上の価値をもつ絵も存在するだけに騒動を恐れて撤去したということでしょう。
Googleマップのストリートビューでもその絵が拝めるそうです。
真偽については、今でも結果が出ていませんが1月21日の読売新聞では
バンクシーの活動に詳しい東京芸術大の毛利嘉孝教授(社会学)によると、バンクシーは都会で駆除の対象となるネズミをモチーフとした絵を多く描いてきた。
読売新聞オンライン
バンクシーの作品集「Wall and Piece」(2006年)には、今回の絵を反転させたような作品が収められ、欄外には「Tokyo 2003」との記載があった。
さらに、作品中にある扉のボルトの位置や前の地面のひび割れの形も今回見つかった絵とほぼ同一で、毛利教授は「バンクシーが、今回見つかった絵の写真を反転させて作品集に収めた可能性が高い」と話す。
とあるので、ほぼ間違いないでしょう。
としても2003年から今まで誰にも気づかれずに、誰にも騒がれずにあったというのが何とも不思議なぐらい。
政治的な意図やマイノリティを守る意思が込められることの多いバンクシーの作品。東京に何を伝えたかったのか、気になるところです。
この他にも日本のどこかにバンクシーの絵があるのかもしれません。何気ない風景もよく見てみると違って見えるということでしょうか。
さぁ捜索の旅に出ましょう!
引用元:小池百合子都知事のツイッター
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